光陵高校野球部公式戦戦績

(31期、平成9年秋〜平成10年夏)


硬式転向後のチームの中で、最も激動の戦績をたどったチームと言えるかもしれない。 チームの中心は、前チームの保科(30期)に続き一人でマウンドを守る細腕・吉原(31期)。 秋のブロック予選では3試合をすべて一人で投げ抜き3連勝。硬式転向後、 一投手の3連投完投で3連勝したのは吉原が最初である。菅原(31期)・ 金澤道(31期)ら左打者が中心の打線もよく援護した。続いて出場した 県大会でも吉原の投打にわたる活躍で1回戦を突破した。ところが春のブロック予選 では上原(31期、主将、三塁手)、清水(32期、遊撃手)、廣段(31期、二塁手)と 内野手にけが人が続出。吉原は3戦続けて先発したものの守備の乱れも手伝って失点を重ね、 なんと硬式転向後初のブロック予選3連敗を喫した。
しかし夏に向けて、1年前に交通事故で戦列を離れた主砲の重山(31期)が4番に復帰。 主将の上原は右打ちからスイッチヒッターに転向し、遊撃にはシニアリーグで 関東大会出場経験もある1年生の辻村(33期)がレギュラーとして入るなど チームを立て直した。2回戦では吉原が5回に5点を失うも序盤から終盤まで打線が、 本塁打あり、スクイズありの攻撃で援護し大勝。3回戦でシード校・横浜商大に終盤まで 接戦を演じながら最後に吉原が力尽き、激動をたどったチームの幕を閉じた。

また、このチームから、外部から河野氏をトレーニングコーチとして、 そしてOBの上田(23期)をコーチとして招いた。

卒業後、菅原が慶応大学準硬式野球部で、上原が金沢大学医学部準硬式野球部で野球を続けている。
(25期、山口筆。杉山監督加筆)


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