光陵高校野球部公式戦戦績

(21期、昭和63年春〜昭和63年夏。昭和62年までは軟式。)


軟式から硬式への転向。光陵野球部の歴史の中でも最も大きな功績を成し遂げた チームだったと言えるだろう。「硬式は危ないから」との学校側の意見に、 それまでも硬式への転向の希望は出しながらかなえられずにいた。そこでこの チームは、似た環境で硬式野球の活動をしている他校の練習を見学し、 危険の少ない練習方法を検討。防球ネットをどのように張ってどういう練習を するとどれだけ他の部活動に危険な球が飛ぶかどうか、といった実験を行い、 その結果を学校側に提出。また野球部員が各クラスの代議員に就任。他の 運動部の応援もあり、生徒総会・職員会議を乗り越えてようやく硬式への 転向を勝ち取った。

あわてて参加した昭和63年春のブロック予選では、県大会出場は果たせなかった ものの、貴重な1勝を市ケ尾から挙げた。そして迎えた初めての硬式の夏の大会、 2回戦では中盤に長打で挙げた得点を、エースの渡部(22期)が必死で守る。 最終回に2死満塁まで攻め込まれながら辛うじて逃げ切り、夏の初勝利を挙げた。 3回戦では横浜スタジアムにて、この年の準優勝校・鎌倉学園に大敗し、貴重な第一歩を記した チームの夏は終わった。 (25期、山口筆。杉山コーチ加筆)


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