◎新チーム初の公式戦へ=監督「基本から見直した」=



秋の県大会予選が21日に始まる。夏に3年生が引退し、新チームで迎える初めての公式戦。 部員たちの練習に熱が入っている。

8月17日は、猛暑の中、部員は40分間のノック、挟殺プレー、ロングティーなど、絶え間なく体を動かして練習を続けた。 川村監督によると、足を速くし、肩を強くする狙いで、走り込みや遠投を多く取り入れた。 8月上旬には各部員が、毎日約800回バットを振る時期を設けた。 全員の手にまめができたという。

川村監督は「野球の基本である走る、打つ、投げるを見直してきた。すぐに結果が出るか分からないが、継続していきたい」と話す。

新チームは、夏の大会でスタメンだった5人が残るため、経験のある選手が多い。 主将の手塚は「最後の最後まで諦めずに粘り強く戦っていきたい」と意気込む。

初戦は21日、日大高校で行われる県商工戦。


取材した日は日差しが強く、28歳の著者は短時間一緒に練習しただけで、 体中の水分が全て絞り出されるのではないかと思うほど大量の汗が吹き出し、 急速に体力を奪われた。同じグラウンドで、弱音も吐かずにひたすら白球を追い続ける球児たちは 本当にタフで頼もしいと感じた。

激しい運動を続ける選手たちのため、常に冷たい飲料を用意するなど、 練習をサポートするマネージャーの存在もチームには欠かせない。

全部員が一丸となって挑む、新チーム初の公式戦。好プレーを期待したい。

(文・写真=37期・須黒佑真)