◎新チーム始動=テーマは基礎固め、カギは急成長の1年生=


3年生(45期生)の引退後初めての校内合宿が8月5日までの5日間で行われ、 長束監督と平山コーチの指導の下で1、2年生の選手15人とマネージャー3人による新チームが本格的に始動した。 基礎固めをテーマに据えたこの合宿では1年生の成長も垣間見え、月末開催予定の秋季県大会予選での収穫を予感させた。

全日程のうち、半分近くの時間を割いたのは守備練習。ゴロやショートバウンドの捕球練習、 選手を6〜7人ずつの少人数グループに分けてのノックや、シートノックなどを実施。 一人ひとりがボールを捕る回数を多くする工夫をし、チーム力の底上げを図る構えだ。

合宿中は連日快晴で、気温が30度を超える日が続いた。朝から晩まで白球を追う選手たちの中で、 目に止まったのは7人いる1年生選手だった。入部して約4カ月。 ノックの嵐に加えて連日約500本のバットスイング、夜に行う2本のマイル走(1.6キロ)などといった 猛特訓を前に臆せず取り組み、中には2年生よりも体をいじめ抜く選手もいた。

一方、選手たちが練習に打ち込むサポートをするマネージャーの存在も欠かせない。 熱中症対策として、水や塩、濡れタオルを切らすことなく用意するなど、選手を精いっぱいもり立てる。 主将・曽我と副主将・森の新リーダーのもとで一丸となった新たな世代が県大会進出を目指す。

練習風景
刺せ!
挟め!
投!
足袋で!
腰落とせ!
この一球!
まかせろ!
集中!
送球!
捕ってすぐ!
送球!
夏のひとコマ
ギリギリ!
あ〜っ!
飛べ!
魂の一球!
水!

(文・写真=37期・須黒佑真)